「存在感」とは自分の責任である

題名は、とあるバレエ教師のお言葉です。
先週末、泊りがけでバレエワークショップのお仕事だったのですが、
その時、小学校高学年クラスで先生が言い放った言葉がコレ。あなたたちは何を感じて踊っているの?
音楽は聞こえているの?何を想っているの?意志をもたなければ、存在感なんてこれっぽっちも出てこないわよ。
存在感っていうのは、自分の責任でもあるの。先生は、あなたたちを見ていたら眠くなっちゃう。
伝えよう、表現しようという意志を持ちなさい!
じゃなきゃ、バレエなんて辞めちゃいなさい!
ピアノの前で、じぃんと感動しながら、その言葉に耳を傾けていました。
(一瞬一瞬が真剣勝負のバレエレッスンでは、感動させられることが多く、
私は一人密かに涙ぐむことがありますw)
小学生に、なんということをおっしゃるのだろうと驚きつつも。
私が子供の頃、こんなに核心をついたことを言ってくれる人はいただろうか…と羨ましくなったり。
その昔、彼女は日本を代表する名バレリーナだったお方。
今は、海外のバレエ団で教えつつ、新国立劇場のミストレスもしていて、
ローザンヌバレエコンクールの解説でテレビにも出ていたりも…。
素顔の彼女は、加賀まり子さんを彷彿させるような、スパイシーで可愛らしい女性。
そんな彼女に10歳前後で出逢った、小さなバレリーナの卵たち。
彼女の言葉を、エネルギーを、どう受け止め、糧にしてゆくのだろうか。
そして、こんな場面に立ち会えるからこそ、
私も仕事というステージを降りられない。
睡眠時間が短くても頑張れる!
出逢いはつくづく宝物ですよね。