今日から半月ほど、ロンドンに行って参ります。
秋のヨーロッパは初めてなので、楽しみ。
ずっと夢みてた、海外で迎える誕生日☆
芸術三昧＆向こうの風を、
胸いっぱい！味わってきたいと思います。
では、行ってきます♪

東急Ｂｕｎｋａｍｕｒａのル・シネマにて、映画「パリ・オペラ座のすべて 」を観てきました。

世界の頂点に輝くバレエダンサーの、リアルな日常がそのまま切り取られていて、

同じ世界の末端に身を置く者として、大いに共感したり、背筋を伸ばしたり。

（しかしこの映画、ストーリーはなく、専門用語が飛び交う稽古場風景が延々３時間･･･。

これ、一般の（バレエに詳しくない）お客さまは、どうごらんになったのでしょうか？

客席は満席の大賑わいだったのですが・・・。）

オペラ座のダンサーは、特別国家公務員として、引退後の生活も保障されるのですって。

文化を守り、育てる、国家の姿勢が、心底羨ましくなりました。

土壌が違うといえばそれまでなのですが・・・。

しかし、オペラ座のコンテンポラリーのなんと素晴らしいこと！！

今まであまり観る機会のなかった作品を味わうことができ、とても興味深かったです。

特に、「GENUS」という作品がとっても好みで、是非とも生で観たくなりました。

実は来月初旬に、パリ旅行を予定しているのですが、その夜にこの「ＧＥＮＵＳ」が上演されるらしい！！

うーーーーん、観たいなーーー。

今日の午後は、12月クリスマスコンサートの稽古でした。
活躍めざましい歌い手さん二名とご一緒するのですが、
そのうちの一人Ｓさんに、最近おめでたいことがあり、

稽古前に３人でお祝いをしました☆
東京芸大大学院に合格したことと、

所属するオペラ団体「二期会」主宰「魔笛」公演のオーディションに合格！！
Ｗ合格、素晴らしいですね。どちらも凄い倍率なんですよ。
彼女は私より年上なのですが、歌手としてバリバリ活躍しながら、
再び学生に戻り、真摯に音楽を追究する姿が本当に素敵だな、と思います。
彼女は「学生の頃は勉強しなかったからね。今更なんだけど」と笑いますが。
音楽は一生かけて追究していくものなので、学ぶのに遅すぎるなんてことはないし、
むしろ、ある程度仕事経験を積み、こんな歳にもなると、

自分に足りないことも客観的に見えてきて、教えを授かることの有り難みも痛感するようになってくるんですよね。
とはいえ、仕事をしながら勉強に励むのは簡単なことではありませんよね。
私もその気持ちだけは持っているけれど、
なかなか仕事（生活）との兼ね合いが難しく…。
それができる方の志に頭が下がります。
敬愛する音楽仲間との演奏活動は、私にとってそれ自体が学びで、たくさんのことを吸収させてもらっています。
今日の稽古でも、曲想、知識、イマジネーション、たくさんの豊かなものをもらったな。
プログラムもとても奥が深くて魅力的で、もっと追究して、大事に大事に演奏したい曲ばかり。
嗚呼、今の私は理想に程遠い…。
一生勉強、一生青春！