お仕事記録 in Paris

パリで遊んでいる写真ばかりアップしていて、
一体何しに行ったのか、仕事の記憶が薄れている気がしないでもないので、

お仕事記録も残しておきたいと思います。

ドンキホーテの舞台稽古
こころの音色
アップライトピアノでドンキを弾くのは正直大変!!腕や背中が痛くて、トレーナーさんにマッサージをお願いしていました…。
オーケストラ練習のたちあい。ドンキの楽譜は、手書き。
こころの音色
舞台稽古
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舞台でのトレーニングクラス。

 

こころの音色

一ヶ月の期間中、二回の公開稽古が催されたのですが、
監督が指名してくれて、両日とも弾かせて頂きました。
私にとってシャトレ座は少し特別な意味合いを持つ劇場だったので、そのシャトレ座でこうして仕事ができ、パリのお客様と分かち合うことができたこと、嬉しく思います。
 
 

ガラ公演の舞台稽古。舞台監督席で音出し。
私がこんなところにいるのが似合わな過ぎて、ダンサーに写真を撮られる(笑)

 
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舞台裏にいられる、しあわせ。

 
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ドンキホーテの最終舞台稽古を終えた記念に。

 
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仲良しのプリスカと。

 
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未知なる可能性に溢れる18歳!

 
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同僚ピアニストと公演を観ます。開演前に客席にて。

 
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パリ公演を振って頂いたマエストロと。

 
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フランスの若きオケ、暴走するところもあったけれど、
一音も気を抜かない!楽しむ!という若さがとても魅力的でした。
1ヶ月21公演、全公演終演後、
関係者のクラブと化したシャトレ座ホワイエ。

 
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朝方まで踊り明かしました!!
今回、パリで仕事をしてきて思ったのは、
その国、その街の文化、社会、空気、人、、
それらが個性をもって生きているということ。
それは、日本でもウィーンもパリでもそう。
だからこそ、違う街で働く=生きることは、とても大きな経験であり。
ウィーンと同じプロジェクトを同じメンバーで上演しても、全然違う。
パリなりのやり方があり、お客様の反応があり、街との融合があり、
そして、本拠地で公演するのとは違う迎えられ方や魅せ方があり。
パリは文化が深く、成熟しているので、余計にパリならではの色を感じました。
フランスのオルガニゼーションが適当過ぎて、やりにくい部分も多々あったけれど(笑)
今回、全公演に同伴して、カンパニーピアニストとして責任ある仕事を任せて頂いたことも大きかった。
仕事以外でも、一ヶ月の旅公演中、仲間とも監督とも深夜まで飲み語ったり、パリの街にくりだしたり。
ウィーンに戻ってきたらそんなこと全然しないので、
あの日々は幻?と思ったりもするけど、やっぱり全部残っていくんですよね。
ずっと続いていくものなんてない。一瞬一瞬流れていく。
そのなかで、こんな貴重な経験をさせてもらって、素敵な糧と思い出を頂いたことに感謝です。
ありがとう!パリ!!
またいつの日か!!!

五感でパリを遊ぶ

ウィーンにはもう冬が訪れようとしているのに、まだ終わっていない、夏のパリ日記(汗) 旅の記録の為に書いてしまいたいと思います。

 一ヶ月のパリ公演中、お休みの日は4日間。この日は最後の日曜日。
街にくりださなきゃね。早起きして、ヴァンブの蚤の市へ。

こころの音色

こころの音色

こころの音色

きゃわいい(笑)

朝陽にきらめく蚤の市、宝石箱をひっくり返したみたい。外国の蚤の市ってどうしてこんなに楽しいんだろう。蚤の市を後にして、サンジェルマンデプレをプラプラしてから、オランジュリー美術館へ。
実はパリ4度めにして、初めてのオランジュリー。
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モネの睡蓮の部屋のなんと美しかったことか。ここで、睡蓮に包まれて横になって眠れたらいいのに。 

そのあと、チュイルリー公園のなかのカフェでひとりランチ。クレープとシードル(ビールは水、シードルはジュース!)を。カフェでの会話くらいはフランス語でできるようになりました。(フランス語は高校時代、三年間習っていたのです。その成果がカフェでの注文のみ笑)

 

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この日はツールドフランス最終日でした。
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ノルウェーの盛り上がりがスゴかった!
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喧騒の街を通り抜け、向かった先はシャトレ座…。

私、モネの絵画をみてから、無性にピアノを弾きたくなり。
週に一度の休みだというのに、仕事場にきてしまいました。
フランスで弾くドビュッシーやショパン、そして即興。睡蓮をイメージしながら。
久しぶりに弾く、仕事から離れたピアノ。ごくごく水を飲んでいるかのようで。
ずいぶん喉が渇いていたのかも。

存分に潤ったところで、シテ島でアイスクリームを食べようと、
マレ地区方面へ向かっていると。
パリ市庁舎前でライブが。

 
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あれ、これは夏フェス?ということで、急遽、生ビールを買って参戦(笑)

 
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おひとりさま海外夏フェスも悪くないね(笑)

そんな時、Yさんからお誘いの電話を頂き(嬉)、アジア街へいってディナー。
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パリでの一ヶ月、Yさんと何度こんな風に飲んだかな。お話もいつも楽しくて優しくて。パリ公演でYさんとHさんという素敵なお友達ができたのは、思いがけない、素敵な出来事でした。旅先での出逢いは、人生を豊かなものにしてくれますね。感謝です。
パリというより、ほとんどホーチミンな街並。ディープなパリ。

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この日は朝から晩まで彩り豊かなパリを満喫した気がする。
愛するウィーンに住んでいても、こんなに充実した休日を過ごすことなんてほとんどないから、やっぱり旅っていい。何も決めずガイドブックも持たず、五感をフル活用させて、その時々の感覚をたよりに街を楽しむ。ああ、これって即興演奏に似ているな。だから、私、旅が好きなのかな。

セーヌ川と願いごと

まだ続きます、パリ日記。
パリでのある日、セーヌ川のボートトリップに誘ってもらい、
リハーサルのあと、船に乗ってきました。
出発は夜9時。7月のパリはまだ明るい。
美しい橋
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シャトレ座をセーヌ川から眺める。
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ノートルダム寺院
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言葉をなくすほどの、、、
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夕焼け
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そして、東の空には、満月が
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絵画のような風景
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私は旅先で満月を見ることが多くて。
いきあたりばったりで出かけた白馬での月明かり、
いつかのお正月、ニースからローマへ飛んだ飛行機から見た満月、
フィンランドで見た白夜に輝く満月…。
どれも深く印象に残っています。
そして、夕陽が落ちた頃、エッフェル塔はシャンパンフラッシュ!
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1時間に1回、1分間だけ(だったかな)煌めく光が本当にキレイ。
4年前、初めて見た時は、驚きと感動のあまり、魔法にかけられてるのかと。
何度見ても、うっとりしてしまいます。
ダンサーのR.Lくん。歳が近く、いい友人。
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黄昏時のエッフェル塔の美。
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セーヌ川沿いに建ち並ぶ美しい建造物、そして、美しい自然。
パリは本当に成熟している街だと改めて。
そうそう、私は数年前、船の上でピアノを弾いていたことがありました。
約2週間、ピアノを弾きながら航海をして、
陸に帰るのが悲しい、、それほどまでに海と船の魅力にとりつかれていました。
その時、甲板で船員さんに教えてもらったジンクスを、私は今でも信じていて、
以来、船に乗るたびに実行しています。
それは、「船に乗って橋をくぐる時に願い事をしたら叶う」というもの。
この手のジンクスはたくさんあるかもしれないけど、船で橋の下をくぐる時っていうのが、
なんとなくロマンがあるでしょ?(笑)
今回、セーヌ川でした願いごと、叶うといいな。