ロンドン旅日記3
イギリス日記がストップしておりましたが、さすがに年越しするのもなんだし、
わが身に鞭打って、書いてしまいたいと思います。
11月2日。
この日もロイヤルオペラハウスにバレエを観にいくことに。
前日のホームパーティーでのお酒が残っていて、寝坊してしまったけど、
急いで支度をして、コヴェントガーデンへ当日券を取りに。
演目は、「マイヤリング」。
最近、私が一番好きなダンサーである、タマラロホ主演です。
無事、当日券をゲットでき、一安心。
ロイヤルオペラハウスのある、コヴェントガーデンは、夜も美しいが、朝もまた爽やかで気持ちがいい。
いるだけでワクワクして、かつホっと落ち着ける場所でもある。
私、ロンドンで一番自分と「気」が合う場所が、このコヴェントガーデンような気がします。
さて、夜まで時間があるので、ぶらぶらウィンドーショッピング。
11月に入り、どこのデパートもクリスマスのディスプレイが。
2年前と違い、今は円高ポンド安なので、楽しいこと楽しいこと(笑)
日本の物価より、確実に安く感じます。
私の好きな、イギリスのアロマブランド「ニールズヤード」の商品をいくつか購入しました。
日本で買うより、3~4割は安かったです♪
ショッピングがあまりに楽しかったからか、コヴェントガーデン~友人宅まで、
気づいたら、地下鉄6駅分も歩いてしまいました!笑
スーパーでおゆうはんの買い物をしてから、帰宅。
(私はイギリスに来ると、いつも風邪気味になるので、
今夜は、野菜たっぷりのミネストローネを。)
そうこうしているうちに、開演まであとわずか。
慌てて家をでて、再びコヴェントガーデンへ。
大好きなタマラロホに、彼女の本拠地、ロイヤルオペラハウスで再会できるなんて、本当に幸せ。
今年、タマラの舞台を観るのはもう4度目だなぁ。。贅沢ですよね。
マクミラン振付の「マイヤリング」は、彼女の真骨頂ともいえる演目。
全編F.リスト作曲の、重厚でドラマティックな音楽が、悲劇的な物語を盛り上げます。
豊かな心情を投影するマクミランの振付は、ダイナミックかつ繊細。
そして、すべてにおいて無駄がない。何をやっても説得力があるということなのでしょうね。
音楽との関連性にも一切の無駄がなく、一体化している。(嗚呼、私もこういう演奏がしたい・・・・・・。)
情熱的なカルロスアコスタとのパートナーリングも見事で、
客席全体が息を止めるほどの緊張感を持って、
その破滅的な恋のゆくえを、見守っていました。
この日の公演は、先日観た「眠り」より数倍素晴らしいと思ったら、
やはりカーテンコールでは、スタンディングオベーションでしたね。
こちらの観客は、反応が素直です。
観客が舞台を育て、また舞台も観客を育てる。
どちらか一方通行ではなく、互いを高めあう関係がここに存在する。
豊かな舞台芸術は、こうして育っていくものなのかもしれませんね。