オペラ座の怪人


こころの音色
私、本場イギリスで「オペラ座の怪人」を観て、
初めてこのミュージカルが解った気がしたのです。それまでは、クリスティーヌが怪人のどこに惹かれて彼についていくのかがいまいち理解できませんでした。
クリスティーヌが感じた、怪人の底知れぬ魅力。それは「官能」と「音楽」だったということが、こちらの舞台を観て初めて心から納得でき、とても筋の通った話だと解することができたのです。
この日のクリスティーヌ。恋人ラウルを見る時の目は、楽しげだが至って理性的な表情。怪人を見る時の目は、もう溶けてしまいそうなほどでした。現実は共には歩めないけれど、抗えない魅力だったのだな、と。だからこそ、このストーリーが生きてくる。日本人の役者さん、こういう表現苦手ですもんね・・・。
しかし、素晴らしい舞台だったな。すべてがはまり役で演技が深い。演劇大国の底力を見せつけられました。
こころの音色

余談ですが、
この日、ジャパセンで買い物してからミュージカルを観に行った私(しかも、1人でカフェでビールを一杯ひっかけてから)。日本酒やらみりんやら油揚げやらの入ったスーパーのビニール袋をぶら下げて、ほろ酔いで(笑)
案の定、入り口の手荷物検査では、袋の中身を二度見されました(笑)