映画「シャネル&ストラヴィンスキー 」を観てきました。
1913年、音楽史と舞踊史に革命を起こした、
ストラヴィンスキー作曲、ニジンスキー振付「春の祭典」パリ初演。
(↑のシーンを映像で見られただけで、もう大興奮!)
そこで出逢った二人の、芸術と密接に絡み合う恋愛の物語。
互いの感性に惹かれあい、与えあい、奪いあい・・・
時代の文化の傑作、「春の祭典」と「No.5]が生まれた。
シャネルの悪女っぷりとストラヴィンスキーのダメンズっぷりが笑えます。
ストラヴィンスキーは、作品と本人の性格のギャップが激しくて。
どうにもならない切なさを音楽にぶつけていたのかと。
一方、女性の身体と精神を永年縛り付けてきたコルセットから解放し、
モダニズムの先駆者になるシャネルは、美しくてエレガントで、寂しい。
いつの時代も、女は強く、男は弱い。。
二人の作品には、どこか通じるものがある。
既存の概念に囚われないモダニズムだったり、黒と白の世界だったり、
そしてやはり、時代の空気。
第一次世界大戦が起こる退廃的で陰鬱なエネルギーは、この時代独特のもの。
ちなみに、昨日は映画にちなんで、
友人にプレゼントして頂いたシャネルのブーツを履いていきました。
そして、これも頂きもの、シャネルのNo.19もまとって。
シャネルを身につけると、女性らしさ、自立精神、プライド、
そのようなものを思い出すのは、
確固としたスタイル=精神がブランドに反映されているからでしょう。
映画の中の洋服とシャネルの別荘のインテリアも、とても素敵でした。
ちなみに、昨日からずっと「春の祭典」をiPodで聴いて興奮していて、
今朝、バレエ団で弾きたくてしょうがなかったのだけど、さすがにこの曲の出番はなかった(笑)
でも、いつか全曲弾いてみたいな!