新国立劇場バレエ団「椿姫」公演が開幕しました。
椿姫を弾き始めてからの2ヶ月というもの、身体が痛くて・・・。
全編ベルリオーズの交響的かつドラマティックな曲の数々は、本当にピアニスト泣かせ。
オクターヴのトレモロ、連打、弾きづらいパッセージ、、
指が疲労骨折する!!と思い煩う毎日でした(笑)
これだけ厚みのあるオケの曲をピアノ一台で再現するのは、なんと大変だったことか!
オペラのリハーサルと違い、指揮者不在で稽古を進めなければいけなかったり(テンポを決める等の課題が…)
振付を理解、把握するのが難しかったり、若葉マークの私にとっては、いろいろ苦労がありましたが。
ずっとピアノでリハーサルしてきた後、初めてオケ練を聴いた時や、
稽古場で作りこんだシーンが本番の舞台でうまくいった時等々、
随所になんともいえないドラマがあり。
やっぱり私は、舞台が、芸術が大好きなんだな、と思い入ったのでした。
舞台は生もので、一期一会のもの。
どれだけエネルギーをかけても、本番が終われば後にはカタチとしては残らない。
だけど、ダンサーや関わる全ての人がひたむきに生きた時間や、
作品自体がその時放ったエネルギーというものは、
人の心に永く残っていくものなのでしょうか。
きっと仕事だけでなく、なんでもそうですよね。
しかし、ようやくベルリオーズから解放だーーーー!!!
嬉しいような寂しいような(笑)