コレペティ講習会2日目が終了しました。
今回、私が受けている講習会は、
オーストリア、オーバーエステルライヒ州立リンツ歌劇場指揮者・コレペティトールの、森内剛氏によるレッスン。
今回は、聴講生の方は数名いらっしゃるものの、なぜか受講生は私一人。
三日間、朝10時~16時頃までマンツーマンで見て頂けるのですから、こんな贅沢なことはありませんね。
しかし、先日の日記に書いたように、私は数年オペラ仕事から遠ざかっているので、
マトモに課題をこなせる自信はありませんでした。
案の定、初日は数名の聴講生、指揮者氏の前で、
フィガロ1幕1番を弾き語りするという洗礼を受け、お粗末な出来にガックリ・・・。
この曲を弾くのも何年ぶり、人前で歌ったのも3年ぶり以上??という浦島太郎っぷり
しかし、こんな私にも、森内氏は懇切丁寧に音楽的に導いてくださり、
彼の能力、音楽的奥深さに感銘を受ける。
さすが欧州で現役で活躍されているだけのことはあります!!
私とさほど年も変わらないであろう彼の才能と自分の能力のギャップに久々に落ち込み、
一瞬、「ピアニストやめようかな」なんて思ったほどでした
(もちろん、それは一瞬のことで、すぐに前向きな意志に変わりましたが 笑)
しかし、本当に中身の濃いレッスンをして頂き、得るものがたくさんで充実していました。
まだ一日目は緊張感が解けませんでしたが・・・。
夜更けまで宿題をさらい(声が枯れるまで、弾き歌いを練習)、講習会2日目に臨みました。
2日目は、私もずいぶん場に慣れ、また内容的にも更に深みを増し、
より一層充実したレッスンをして頂きました。
2日目ともなると、私はなんだかすっかり楽しくなってきて。
森内さんと一緒に音楽と遊び、戯れているような、そんな錯覚に陥りました(笑)
本当に音楽は深めれば深めるほど、おもしろいものですね!
しかし、講習会は早いもので残すところあと一日(涙)
たくさんの糧を得られるよう、最善を尽くしたいと思います!
どうぞよろしくお願い致します。