大阪の夏といえば、PLの花火。
東京の主要花火大会の10倍規模と言われるPL花火。
真夏の夜空に咲く花火は誇りたかくあでやかで、
私はいとも簡単に心を奪われてしまった。
「わあ、きれい」と無心に花火に見とれながら、
一方で、その刹那な華やぎに胸をしめつけられていた。
この一瞬に総てを賭ける花火の生き様に触れて、
「今日と同じ明日は来ない」、
などと感じ入ってしまうのだ。
夏の記憶はどれも色濃く鮮やかで、
だけど、なんだか切ないのは、どうしてなんだろう。
夏の記憶と異国への旅の記憶はどこか似ている気がする。
キラキラキラキラした花火のような夏の記憶。
その記憶を持つからこそ、秋へ、冬へと暮れていけるのかもしれない。
楽しみましょう。
一瞬を、あでやかに!