いよいよ開幕

いよいよ明日、バレエ団新シーズンが開幕します。

怒涛の三部作の準備(譜読み他)を夏前から始めていたので、

ようやくこの日を迎えるのだな、となんだか感無量。

ずっとピアノで稽古してきて、皆でつくり上げてきたものを、初めてオケにバトンタッチした瞬間も。

達成感、感動、安堵、期待、不安、一抹の寂しさ…

いろんな気持ちで胸がいっぱいになりました。

わが子をお嫁にだすような感じでしょうか(笑)

ストラヴィンスキー火の鳥の稽古は大変だったけれど、

ペンギンカフェの稽古はおもしろかった!

私はナゼか、ピアノを弾くより、その他の楽器を鳴らしていることの方が多く(笑)

ドラムたたいたり、シンセサイザーでいろんな楽器の音をだしたり、

時には、3人のピアニストで合奏することも☆

なんだかピアニスト陣でバンド組んでるみたいでした(笑)

「火の鳥」業務がヘヴィーだった分、こちらで心底楽しんでいましたね~。

新監督デヴィッドビントレー氏の作品「ペンギンカフェ」に登場するのは、

絶滅種あるいは絶滅危惧種の動物ばかり。

ポップでクールでコミカルでありながら、

シュールで哲学的で、環境破壊、生命へのメッセージ性もあり、

回を重ねて観るにつれ、その魅力が立体的にみえてきます。

こちら、私が一番好きなシーン、ケープヤマシマウマのシーンの映像

千秋楽1時間前までピアノ稽古が入っているので、まだまだ気は抜けませんが、

お客様へのお披露目を、私もワクワクする思いで迎えようとしています。

皆様、どうぞ劇場にいらしてくださいね。

劇場に吹く新しい風を感じていただければ、幸いです。

http://www.atre.jp/10penguin/index.html