夕方、こころゆくまでピアノを弾いた私は、
ピアノの蓋を静かに、大切に閉じました。
今年の演奏は、これですべて、終わり。
こんな風に無事に穏やかに年の瀬を迎えられること、
とても幸せに感じています。
2010年、皆さまにとってはどんな年でしたか?
私にとっては、なんといっても仕事の年だったでしょうか?
たくさんの素晴らしい仕事に恵まれました。
それらは一筋縄でいくものではなく、
山も谷もどん底も暗闇もありました。
しかし、乗り越えると、そこには見たこともない絶景が広がっていました。
素晴らしい方々との出逢いもたくさんありました。
たくさんの方に支えられ、今を迎えられていることを心から感謝しています。
また、私の人生のもうひとつのテーマである「旅」もたくさんできた一年でした。
元旦をニースで迎え、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ、ロンドンを巡り、
冬のヨーロッパを堪能、素晴らしい風景に出逢いました。
そして、春には、ミュンヘン、ウィーン、ザルツブルクにて芸術三昧。
6歳の時に初めて訪れた外国、オーストリアを再訪することができ、
新たな夢と決意が、ここで生まれました。すべては繋がっている、そんな気がしています。
私をたくさんの国に連れて行ってくださった方に、心から感謝しています。どうもありがとう。
また、仕事でも、仙台、岡山、鳥取、出雲、軽井沢、栃木、茨城、愛知・・・・
たくさんの地を訪れることができ、またそのたびに新たな出逢いに恵まれ、
私の核に、素晴らしい糧となって蓄積されていきました。
いろんなことがありました。
数か月沈んでいた時期もありました。
でも確実に前へ進んでいるのを感じられるから、
もう恐れない。変わることも、失うことも恐れず、
未来を楽しみに、勇気を持って、出逢いを大事にして歩いていこうと思います。
今は、きたる年への活力がみなぎっている感じ(笑)
来年が楽しみで仕方ありません。
2010年、どうもありがとうございました。
2011年、どうぞよろしくお願いいたします。