日帰りパリひとり旅

今、ヨーロッパではイースター休暇まっただなか。
なんとなく、パリに行きたくなったので、2日前にフライトを予約して、ぷらっと出かけてきました。
ちなみに、一年前にも弾丸一泊パリツアーの日記を書いたけれど、今回は更に上をゆく、まさかの日帰り(笑)
朝7時の飛行機でウィーンを発ち、9時にパリシャルルドゴール空港に到着。
そして、ロワシーバスに乗り、オペラ座前に到着したのが、10時過ぎ。

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オペラ座の前に立つと、いつもなんらかの感慨が胸によぎります。
帰りのウィーン行きのフライトは20時。自由に使える時間は、実質8時間くらいかな。
時間に限りがある、というのもある意味エンターテイメントのような気がして、ワクワクする。
パリは3回目なので、地図なしでもなんとなく歩けるように。
フランスに来るのは5回目。
特別好きな国というわけでもないのに、私の海外渡航回数No.1国に輝いているのは、
やはりそれだけフランスに魅力があるからなのでしょう。
$こころの音色

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街角がこれほど美しい街、というのも世界中どこを探してもないかもしれません。
さて、今回の旅のメインはお買い物。
ウィーンでは買えないものを買いに。
まず向かったのはレペット。バレエ用品のお店ですが、靴屋としても有名。

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ショーウィンドウには、パリオペラ座エトワール、ドロテジルベールの姿。
実は、レペットの創始者ローズレペットは、ローランプティのお母さま。
ウィーン国立バレエ日本公演のメインディッシュ、ローランプティ振付「こうもり」の仕事をするにあたって、レペットの力をエスプリを身にまといたくて。
ちなみに、BGMに流れていたのは、ライモンダ三幕のグランパクラシック。これも日本公演の演目。
このところ、ずっとライモンダの音源のテンポ調整に力をいれていたのですが、レペットで流れていたのは、まさにルグリ監督の理想のパリオペラ座のテンポ。ライブ録音だから舞台では使えないけれど…。
さて、次に向かったのは、マキシムドパリ。

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「こうもり」の中にある、マキシムドパリのシーン。
本場を見ておきたい、その空気を感じたい。
小さなことでも、自分の栄養に、力になる筈。
インテリアのお店zara homeで、いくつかのインテリア用品を買い。
そして、お買い物のメイン、フランス産のお鍋ストウブ。
これを買いにパリくんだりまで来たといっても過言ではないのです。

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お鍋は実際触って、使い心地を確かめたいもの。
ラデュレのカフェで一息。

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ここのマカロンは世界一。シックな店内も素敵。

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どんなに時間がなくても、エッフェル塔を見ないと、パリに来た気がしない(笑)

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セーヌ川沿いとテュイルリー公園をゆったり散歩して。

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そろそろタイムアップかな。
最後に、ラファイエットの屋上からパリの街を眺め。
この街に住むことを想像してみる。

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パリは洗練された都会。街の規模もウィーンとは大違い。
今の私がここに住んだら、寂しい気持ちに心が支配されてしまうのかも。
それでもやがて友達ができ、なじんできて、だんだん街が好きになっていくのかもしれないね。
そして、バレエの聖地、パリオペラ座。
私は実はパリに三度訪れていながら、まだガルニエに足を踏み入れたことがありません。
12月にウィーンの「Sleeping Beauty」でご一緒したパリオペ常任指揮者の方に、ガルニエに行ったことがないと告白すると、大変驚かれて、オルガナイズしてあげるから、次にパリに来る時は連絡するように言われていたのですが…。
もちろん今回は時間がなかったというのはあるけれど、今の私はまだパリオペには縁がない気がして。
いつかなんらかの形で機が熟す。その時を楽しみに待とうと思います。
でも。今はたくさんのパリオペラ座関係の方々と仕事させて頂いていて。
パリオペラ座の演目の仕事も多いです。
これはひとえにマニュエルルグリ監督率いるカンパニーで働いているからなのですが、
去年訪れた時とは、やはり明らかに感覚が違う。
憧れの存在に近づいたり離れたりする感覚、とても面白い。
たった数時間のパリ滞在で、いろんな想いが胸に去来しました。
普段と違う空間に身をおき、その空気を感じ、自分を見つめ直す時間というのは、旅の醍醐味。

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たっぷり栄養を得たので、「こうもり」公演に向けて頑張ります!
その前に、明後日初日を迎える公演、ノイマイヤーの「バッハ組曲Ⅲ」で、
オーケストラの中でチェンバロを弾く業務も!
気をひきしめて向き合おう。
パリ、またね!!

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