ウィーン国立歌劇場2011/12シーズンが、
昨日6月30日をもって無事終了しました。
私にとっては初めてのシーズン、休みなしで走り抜けた10ヶ月は、
やっぱりあっという間だったかな。
10ヶ月間、ほとんど連休もとれず、途中でバテてしまいそうになることもあったけど、
なんとか病欠することもなく、無事シーズンを終えることができました。
これは、今シーズンで弾いた楽譜。
圧倒的に経験値が少なくて、来るもの全て初めての演目ばかりだったし、
泣くほど苦労したものもあるけれど、
これらのレパートリーは、私の大きな糧になっていくことでしょう。
シーズン中はやっぱり忙しくて、そんなにたくさんは観られなかったオペラ。
今週はドンカルロと、最終公演ルチアを観に。
終演後、私たちの指定席、キュンストラーロジェにて
(ちなみに、今シーズン客席で観たオペラを数えてみました。ドンカルロ、アラベラ、椿姫、セビリアの理髪師、トスカ、フィガロの結婚、ランメルモールのルチア、アルチーナ、魔笛、薔薇の騎士、こうもり、オテロ、12作品というのは、シーズンの演目の3分の1くらい?)
そしてそして、一年間共にしたピアニスト四人で打ち上げ。
私以外の三人は、20年以上この劇場で働いている大ベテランで、
私は三人にお世話になりっぱなしだった。
歳が離れていることもあり、可愛がってもらっていて、
新しい環境で戸惑うことも多いなか、どれだけ助けてもらってきただろう。
それぞれのキャラクターもかなり面白くて、
集まると年甲斐もなく大騒ぎするような、愛すべき仲間です。
私のウィーンの家族!!!
尊敬してやまない監督のもと、信頼する仲間に囲まれて、
なんとかシーズンを終えられたのは、周りの方のおかげだと思っています。
来シーズンは、もっと大きな戦力になれるよう、成長したい。
さあ、夏休みだーーー!!!
P.S.
ヌレエフガラ公演については、想うことが多かったので、また改めて書こうと思います。