ハルシュタット紀行 2 アルプス篇

ハルシュタット紀行1の続きです。
シーズン中にずっと思っていたことがありました。
それは、「夏になったら、アルプスの山に行きたい」ということ。
シーズン中、やっぱりどこかでずっと気を張っていて、最後の方は疲れがたまっていたこともあって、
休みになったら、大きな自然に身を委ねてリラックスしたい。心を解放したい、と。
子どもの頃に訪れた、スイス、オーストリアの山々の魅力も忘れられなくて。
山国オーストリアに住んでいるからには、やっぱり夏は山!!
のわりには、日帰りなんですけど(笑)
さらに、体力にはまったく自信がないので、山道歩けません。
もちろん車もないので、頼れるのはケーブルカー(笑)

photo:02



こちら、ハルシュタットの街からバスで10分くらい走ったところにある、クリッペンシュタインという山。
ケーブルカーを二本乗り継いで、山頂付近に到着!!

photo:03



ああ、涼しい。気持ちいい。
この空気を吸いたかった。美しい美しいオーストリアの山の空気。
雪渓でそり滑りしている人も(笑)

photo:04



山頂から望む湖。

photo:06



こちらは展望台、、
崖から突き出した展望台の下が透けていて、まるで上空に浮いているような気分で景色を眺められる、、、
らしいのだけれど、恐がりの私は、近寄ることもできず。。
遠くから人々を眺めて、足をすくませていました(笑)

photo:07



山を1時間ほど歩いた頃でしょうか、
急に雲がでてきて、あっというまに視界が霧だらけに。
午後は天気が崩れるとは聞いていたのだけど、これは危ないと、
急いで道を引き返しました。

photo:08



ケーブルカーに乗った途端、激しい雷雨!
山にいた皆さん、大丈夫かなぁ。。

photo:09



ケーブルカー乗り継ぎ地点で、雨模様の下界を眺めながら、しばしお茶をして、、
下山する頃には、雨はやみました♪
午前中と打って変わって、涼しくなった湖畔で再びお散歩です。
このお家、この木!!!絵本の世界。

photo:10



そしてそして、これが有名な景色。
ハルシュタットといえば、これですね~。まるで絵はがき。

photo:11



オーストリアの国花、エーデルワイスも。

photo:12



雨上がりの雫が、まるで宝石。

photo:13



午後7時頃、帰る頃にはまたお日様もでてきて。
帰りの電車では、美しいオーストリア湖水地方の風景を、胸いっぱい味わうことができました。
暑かったり寒かったり、極端な一日だったけれど(最近のオーストリアの天気を象徴しているような…)
ハルシュタットのいろんな表情を見ることができて、楽しかったです。

photo:14



ハルシュタットは人気の観光地なので、オンシーズンの今、観光客で溢れています。
日本の清里や湯布院のように、いわゆる観光地化されているのは、
ちょっと残念ながらも仕方ないこと。
860人の住民の皆さんの生活が守られつつ、世界中の人に恋され、愛される、
魅力的な場所であり続けてほしいですね。
余談ですが、今回はたくさんの旅人の方々とお話する機会がありました。
台湾からいらした2組の旅行者(女の子2人組と若いご夫婦)と、
それぞれ別々の場所でお話したのだけど、
皆さん、朴訥でふんわり優しくて可愛らしい、そんな印象で。台湾が好きになりました。
(逆に中国の方はチャキチャキで姉御肌。このキャラの違いは興味深い。
文化が根底から違う気がしました。)
台湾、いつか行ってみたいな。
旅先での出逢いも旅の彩り。
思い出すと、心がほっこり。
一期一会の出逢いに、アリガトウ。