ビジュアルの追究

6月舞台の映画撮影を、横浜イギリス館にておこなってきました。
CM撮影は一度経験あるけれど、映画撮影は今回初めてです。
出演者は役者2名・ダンサー2名・ソプラノ歌手と私。
4分弱の映像をつくるのに8時間。
いや、それでもとてもタイトなタイムスケジュール。
朝9時、現場に着くなり、ボスにつけまつげを手渡される。
「は?私もですか?」
「そうよ、思いっきり歌舞伎メイクに仕上げて」
(・・・どちらかというと宝塚風にしてみたい)
普段あまりメイクはしないので、こういう時はとても愉しくなりますな。
ダンサーのお二人に指導してもらってつけまつげデビュー。
そして、二十歳の時に母に買ってもらった桂由美のドレスを装備。
何を隠そう、その頃の私はもっと痩せてたので、きつくて仕方ない。
1週間の風邪ダイエットのお陰で?ギリギリ着られたのは幸いでしたが、
撮影が終わる頃には、肋骨が折れそうでした!
ともあれ、たて巻ロールのカツラに羽をつけて、気分は宝塚(笑)
小悪魔ダンサー二人はめちゃくちゃキュートだし、役者さんは時代がトリップしてるし。ソプラノ歌手はさすがの女王の貫禄。いや、皆さんすごい存在感です。
撮影はけっこう過酷でしたね。
ビジュアル重視の映像なので、モニターを見ながら、それぞれを微調整していく。私もありえない弾き方をしたせいか、翌日は筋肉痛になりましたよ。
でも限られた時間のなかで、それぞれが力を出し切るプロ仕事。
普段関わりのない分野の人と仕事するのは本当にいい刺激になる。
素晴らしきコラボレーションでした。きっといい作品に仕上がっていると思う。
舞台を観に来てくれる皆さん、楽しみにしていてください。
関係者のみなさん、お疲れさまでした。あと2ヶ月ヨロシク!