オペラ座舞踏会デビュー 開演前篇

ウィーンの冬の楽しみといえば、舞踏会!!
この季節、オーストリアでは毎晩あちこちで、数百もの舞踏会が開かれています。
そして、その舞踏会のなかでも最高に華やかで格式高いのが、
ウィーン国立歌劇場の舞踏会(オーパンバル)。
国主催の唯一の催しで、世界中からゲストが来ることで有名です。
舞踏会なんていうと、私たち日本人には縁がなくて、おとぎ話の中のことみたいですが、
ウィーンの人は皆気軽にドレスアップして舞踏会にでかけます。さすがワルツの国ですね!
私もウィーンに住んでいるからにはバルに行ってみたい。
そして、どうせならオペラ座舞踏会でバルデビューを果たしたい!!
だけど、去年は「パートナーもいないし、、」と尻込みしていましたが、
今年は仲良しのオペラのコレペティの京子ちゃんが誘ってくれて、
晴れてバルデビューすることに!!
数週間前から、チケット(全員分ではないけれど、劇場勤務のアーティストは無料)、ドレス、ドレスのお直し、ダンスシューズ、美容院等、彼女と毎日のように連絡をとりあって、舞踏会までの日々をワクワクしながら過ごしてきました。リハーサルの合間には、ダンサーにワルツステップを教えてもらったりもして(笑)
2月7日、いよいよ舞踏会当日になりました。
朝からドキドキしながら、開演の夜22時を待ちます。
仕事しながらも、みんな舞踏会の話でもちきり。
(舞踏会ではバレエのパフォーマンスがあるので、カンパニーの皆にとっては本番当日なのですが)
仕事が終わってから、美容院に向かい、髪をセットしてもらって。
そして、一旦楽屋に戻って、ドレスに着替えて身支度を済ませ、
いざ、オペラ座玄関正面へ。
この日、私たちをエスコートしてくれた、京子ちゃんのお友達、オリーとルイズ。
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京子ちゃんと。
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氷点下、雪がちらつくなか、この格好はさすがに寒過ぎたけど、気合いで撮影(笑)
ロビーにはふんだんにお花が飾られて。
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見慣れた劇場が、夢のように美しい。
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歌劇場エントランス入ってすぐの大階段。
一年でこの日だけ、レッドカーペットが敷かれるのです。
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ちなみに、このドレスは、ウィーンで購入したもの。
ウィーンにはドレスを売っているお店がたくさんあって、サイズも大抵34から置いてあり、ドレス選びはとても楽しかったです。
私のデビュタントドレス、シンデレラをイメージして(笑)淡いブルー系のドレスに憧れたのですが、結局自分の一番好きな色、スモーキーピンク、会場負けしない艶やかなサテン地、華やかな装飾、そして、なんとなく着物を彷彿させるようなラインの美しさに一目惚れして、このドレスに決めました。(見覚えがあると思ったら、成人式の時の振袖と全く同じ色でした笑)
監督はじめ、皆に褒めてもらえたので、このドレスにして正解だったかな。
ちなみに、バッグは当日買いました(笑)
そして舞踏会会場へ。
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さあもうすぐ22時。いよいよ舞踏会の開演です。
続く。