ひとつのピリオド

昨日、くるみわり人形公演今シーズン千秋楽を無事終えました。
昨シーズンから数えると、全18回、オケピで金平糖を弾きました。
素晴らし過ぎるチャイコフスキーの音楽を、
このオケの中で味わうのはパーフェクトに幸福な時間でした。
リハでもずっと主役のパドドゥ稽古を弾いてきて、
彼らの生みの苦しみ、成長の過程を見てきました。
私自身スランプ気味だった時、あるリハですっかり自信をなくし、
次のリハで涙鼻水垂れ流しながら弾いてた時、
ボスが「Shino, don’t cry…we love you」と
歌詞をつけて私のピアノに合わせて金平糖を歌ってくれたこと、
オケの皆との幸福な時間…
毎公演、どうしてそんなに?と思うほどに、
金平糖を弾き終えたら、オケのメンバーが皆ブラボー言って微笑んでくれて、
なんてあったかいのだろうって。
皆が演奏している横顔や手に見惚れたり、聴き惚れたりもしていたな。
リハでも本番でもたくさんの想い出があって、
きっとこの先、くるみ…特に金平糖の音楽に接するたびに、
あたたかい思いに満たされる気がするのです。
終わってしまうのは寂しいけれど、
何かが終われば、また新しいこととの出逢いとチャレンジが生まれる筈。
道は続いていきます。

昨日は、ささやかなうちあげを。
主役を踊った仲良しのダンサーと、彼のパートナーと3人で、
私たちの大好きな、焼鳥屋「火鶏」へ。

素敵な夜でした。
ちなみに、たびたびテレビ放映された、ウィーン国立バレエ「くるみわり人形」が
Youtubeにアップされていたので、リンクを貼っておきます。
稽古風景ドキュメンタリー
くるみわり人形1幕
くるみわり人形2幕
(ちなみに、私が弾いている金平糖は、2幕の36:00~辺りから)