ドンジョヴァンニ

今日は、バレエ伴奏仕事のあと、大急ぎで移動して、

オペラ「ドンジョヴァンニ」を観てきました。

こころの音色-20090627232551.jpg

この公演の芸術監督をやっていらっしゃる方とは、永く一緒に演奏仕事をさせて頂いており、

今回の公演のキャストオーディションでも、公式伴奏ピアニストを務めさせて頂きました。

普段からたくさんのことを教わっているのですが、こうして改めて舞台を拝見すると、

本当に素晴らしい方々とご一緒させて頂いているのだなぁ、と深い感慨を抱いてしまいます。

誰が主役か分からないほど、キャストの皆さんそれぞれ魅力的で、

素晴らしく上質な音のシャワーを存分に受け、今夜は気分よく眠れそうです。

しかし、ドンジョヴァンニ。

オーディション伴奏の時に、集中して勉強し、監督とも論議をかわしましたが、

モーツァルトは、ドンジョヴァンニの中で、何を伝えたかったのでしょうか。

モーツァルト後期の作品として、「ドンジョヴァンニ」と並んで、「魔笛」も挙げられますが、

同じ「愛」を題材にしたものでも、切り口も違えば、哲学もかなり異質だと思うのですが・・・。

この作品の真のメッセージを理解するのに、私はもうしばらくかかりそうです。

人生は長い。楽しみは先にとっておきましょうか(笑)

こころの音色