キッツビュール朝散歩と憧れの旅について

気ままなチロル旅。キッツビュールがすっかり気に入ってしまった私は、結局ウィーンには戻らず、もう少しキッツビュールにいることに。iPhoneで今夜の宿を予約してすぐチェックイン。つくづく便利な時代ですね…。さて、キッツビュール三日目、早朝から散歩してみました。


朝もや美しいキッツビュール


ハーネンカム方面の丘へ


可憐な花に可憐な朝露


山道に足を踏み入れます


ミニチュアキッツビュール


凛とした空気のなか、山は刻々と表情を変えていく


ハーネンカムの逆側にあるキッツビューラーホルン


あちらからの眺めはどんなでしょう


丘に面した住宅街。キッツビュールで家を借りられたら…なんて妄想が頭をよぎり、
街の不動産屋を眺めてみたのだけど、キッツビュールって高級住宅街。
物件の相場はびっくりするほど高い。


旅先で、ただあてもなく散歩するって楽しい。特に朝は、まだ誰の手にも渡っていない、
その街の素顔を味わえる気がする。素敵だな、朝散歩。

ところで、私がいつかしてみたいことのひとつに、カメラもiPhoneもガイドブックも何も持たずに旅をする、ということがあります。旅の写真は何年たって見返してみても良いものだし、情報もあった方が便利。SNS全盛のこの世の中、旅の記録を人とシェアすることが当たり前になっている。だけど、旅先で写真を撮ったり、また、情報に頼ったりすることで、五感で心いっぱい感じる領域が減っているのではないか、、そんな風にも思うのです。といいながら、写真も好きだし、旅先でiPhoneも手放せない未熟な私。でもいつの日か、カメラとiPhoneを置いて旅にでてみようと思います。記録に残さない、誰ともシェアしない。ただ心にだけ残す旅。贅沢だと思いませんか? そんな憧れと矛盾を胸に抱えた私のチロル旅はまだ続きます。