芸術という架け橋

日本公演開幕から4日。
私の新天地ウィーンのカンパニーと故郷日本が、芸術という美しい架け橋で繋がる瞬間に出逢うことができ。
世界はワンネスであることを改めて感じています。
劇場には、たくさんのバレエ仲間、旧友たちが観に来てくれて、私は出演者でもないのに、ホテルの部屋は皆さんからのお花、プレゼントで溢れています。
愛いっぱい、ありがとうございます。
伸びやかでなんでも踊りこなす柔軟さを持った美男美女揃いのカンパニー。
明日はいよいよBプロ「こうもり」の開幕です☆

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ぶっつけ本番

久しぶりに、劇場でのお仕事報告を。
ノイマイヤー振付「バッハ組曲」公演にて、チェンバロを弾いています。

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さて、題名の「ぶっつけ本番」。そんなことがあるのですよ、ウィーン国立歌劇場では(笑)
指揮者Simon Hawett氏は、この劇場に初登場なのですが、
この演目は去年プレミエを迎えたレパートリー作品であるということで、今回はオーケストラリハーサルなしでの、ぶっつけ本番。。
オケピでマエストロとオケがはじめまして、という事態が発生していました。
新入りの私にとってはもちろんお初演目なので、心配ばかり膨らんでいました。
そして昨日迎えた初日。
当日の朝、マエストロが「大いなるアドベンチャーを楽しもうね。チェンバロは自由に弾いていいよ」と声をかけてくれて、気持ちが少しやわらいで。
本番では、すべてがスムーズでイージーで楽しくて。
音楽が清らかな水のように流れていて、その流れに乗っていることがとても心地よくて。
舞台の上では、いつもの仲間が踊っていて。
瞬間瞬間、周りと調和し、共有できるって、とても豊かで幸せなこと。
キーワードは、「信頼」だと感じました。
信頼して安心して委ねられる関係があるのは、素晴らしいことですね。
若きマエストロと素晴らしいオーケストラに感謝と祝福を。
初日後、マエストロたちと打ち上げに。
普段はあまり本番後に飲みにいったりはしないのだけど、
リハーサルなしで本番を弾くという異業を成し遂げた今回は特別!笑

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こちらの美しい女性、ストラヴィンスキー「ピアノとオーケストラの為のカプリチオ」のソロを弾いたローリー。愛する同僚です。
毎日いろんな経験(アドベンチャー含む笑)を通して、たくさんのことを学んでいます。
成長する為、感動する為に生まれてきたのかな…
なんて思う私はきっと幸せ者ですね。
ノイマイヤー、サープ、バランシン、フォーサイス、というキラ星の振付家による競演、
今シーズンはあと五回上演しますよ。
明日も朝からリハーサル、そして夜は公演なので、体力温存!早めに寝ます。

ウィーン国立バレエ団日本公演

皆様、お久しぶりです!
最後にブログを書いてから、気づいたら5ヶ月もたっておりました。。
お元気でいらっしゃいますか? 私は元気です。
これまでのことも書きたいのですが、まずはご報告をひとつ。
私が所属するウィーン国立バレエ団が、四月~五月にかけて日本公演を行います。
日本公演は、なんと26年ぶりのことだそうです。
そして、私も日本公演メンバーとしてツアーに参加させて頂けることになりました!
愛するバレエ団と日本のお客様との出逢いを、どうしても見届けたくて、
そして、メンバーの日本滞在のサポートがしたいと強く思っていたので、
もしオフィシャルメンバーから外れても自腹でついていこうと決めていたので(笑)、オフィシャルで参加できることになって最高に嬉しい!!!
公演概要はこちらです。
http://www.nbs.or.jp/stages/1205_wienerstaatsballett/index.html

【東京公演】東京文化会館
4月24日、25日 ウィンナーガラ
4月28日、29日(昼夜)、30日 ローランプティ振付「こうもり」
【兵庫公演】兵庫県立芸術文化センター
5月3日 「こうもり」
【名古屋公演】愛知県芸術劇場
5月5日 「こうもり」
こちらは、最近支給されたばかり、「こうもり」の楽譜。
$こころの音色
急いで勉強しなきゃ。
素敵な季節に、カンパニーメンバーとともに日本各地を回れる幸に感謝しつつ、
日本の皆様とお会いすることを、心から楽しみにしています。
是非ぜひ、劇場にいらしてくださいね♪