アンナカレーニナ

今日はバレエ団公演「アンナ・カレーニナ」の舞台稽古を観にいきました。

こころの音色

ロシアのボリス・エイフマン氏の振付による作品。

彼の振付は、とても情熱的でダイナミックで、

それでいてエレガントで大人びていて、所作の隅々まで美しい。

そして、何よりも、それぞれの役の心理への迫り方が凄い。

とても、とても、好みの振付家です。

トルストイの原作を読むよりも、

直に心に突き刺さってくる・・・。

もう、ゲネプロからして、ゾクゾク鳥肌が・・・。

あるシーンでは、胸が痛すぎて涙腺が決壊しました。。

自分がアンナとして生きているかのような錯覚に陥ったのです。なぜこんなにも・・・。

それはそれはハードな踊りでしょう。

稽古期間中、ダンサーさん達は「体が痛い・・・」とよくこぼしておられました。

また、私が休日の夜遅くに劇場にピアノを弾きにいくと、

自主練しておられたのでしょう、

「もう精魂尽き果てた」という様子の主役ダンサーさんにお会いしたことも…。

本当にダンサーにとってはこの上なくハードな舞台かと思いますが、

その分、客席に伝わるものも大きいでしょう。

ボリス・エイフマン劇場からいらした三名のゲストダンサーさんの、

身体能力の高さにも、稽古場で驚いてしまいましたよ!

来週は少し忙しいのだけれど、、

なんとかして、本番も観にいきたいなぁ。

皆様も是非、劇場へおこしください。

アンナ・カレーニナ

コンサート打ち合わせ☆

三寒四温の日々が続きますね。

私は最近、春の仕事の譜読みや、4月から始まる新しい仕事の打ち合わせなど、

春を待ちわびる、地中のつくしのような生活を送っていますつくし

今日は、4月11日にLaFelisite様主宰で行われるコンサートの顔合わせ&会場下見に、

「シェ松尾青山サロン」へ行ってきました。

共演するシンガーのカノン さんとも初めてお会いしました。

去年、LaFelisiteの佐竹さんが、私のコンサートに来てくださり、

「あなたのピアノは、きっとカノンさんの歌にとっても合うラブラブ」と、

今回のコンサートをプロデュースしてくださることになりました。

カノンさんは、たくさんのCDをソニーレーベルからリリースされておられているのですが、

まさにエンジェルボイス天使の羽とても素敵なアーティストでいらっしゃいます。

私とカノンさんには、教会音楽という共通項もあるので、今から楽しみです☆

シェ松尾青山サロンのスタインウェイ。

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華麗な装飾がほどこされてあります。

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ここにも天使がラブラブ

このピアノは時価3億円と言われているそうです目

音色もタッチも、とても素晴らしかったです。当日はどんな風に響くかな。

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ソロは何を弾こうかな~。

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カノンさん、佐竹さんとともにラブラブ

打ち合わせの後は、初台の劇場に移動して、

バレエ公演「カルミナブラーナ」の譜読み。

カルミナを弾くのは初めてなのですが、

今回はバレエ団のリハーサルなので、歌パートもオケパートも全て弾かなければいけません。

あれこれ楽譜を直しながら、振付メモを解読しながら、毎日劇場に通い、練習しています。

なかなか思うように進みませんが、3月中には完成させなければっ!

明日も一件、新しいお仕事の顔合わせです。

初日だし、美容院に行って、髪をセットして演奏にいこうかな~アップ

春はまだまだ先だと思っていたけれど、二月にはとっくに逃げられ、三月が去るのも早そう・・・。

つくしつくしも春を迎える準備、ラストスパート頑張ります!

・・・あ、確定申告も早く終わらせなければ叫び

シャネル&ストラヴィンスキー

映画「シャネル&ストラヴィンスキー 」を観てきました。
こころの音色

1913年、音楽史と舞踊史に革命を起こした、
ストラヴィンスキー作曲、ニジンスキー振付「春の祭典」パリ初演。
(↑のシーンを映像で見られただけで、もう大興奮!)
そこで出逢った二人の、芸術と密接に絡み合う恋愛の物語。
互いの感性に惹かれあい、与えあい、奪いあい・・・
時代の文化の傑作、「春の祭典」と「No.5]が生まれた。

こころの音色

シャネルの悪女っぷりとストラヴィンスキーのダメンズっぷりが笑えます。
ストラヴィンスキーは、作品と本人の性格のギャップが激しくて。
どうにもならない切なさを音楽にぶつけていたのかと。
一方、女性の身体と精神を永年縛り付けてきたコルセットから解放し、
モダニズムの先駆者になるシャネルは、美しくてエレガントで、寂しい。
いつの時代も、女は強く、男は弱い。。
二人の作品には、どこか通じるものがある。
既存の概念に囚われないモダニズムだったり、黒と白の世界だったり、
そしてやはり、時代の空気。
第一次世界大戦が起こる退廃的で陰鬱なエネルギーは、この時代独特のもの。
ちなみに、昨日は映画にちなんで、
友人にプレゼントして頂いたシャネルのブーツを履いていきました。
こころの音色

そして、これも頂きもの、シャネルのNo.19もまとって。

こころの音色
シャネルを身につけると、女性らしさ、自立精神、プライド、
そのようなものを思い出すのは、
確固としたスタイル=精神がブランドに反映されているからでしょう。
映画の中の洋服とシャネルの別荘のインテリアも、とても素敵でした。
ちなみに、昨日からずっと「春の祭典」をiPodで聴いて興奮していて、
今朝、バレエ団で弾きたくてしょうがなかったのだけど、さすがにこの曲の出番はなかった(笑)
でも、いつか全曲弾いてみたいな!

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