今日はバレエ団公演「アンナ・カレーニナ」の舞台稽古を観にいきました。
ロシアのボリス・エイフマン氏の振付による作品。
彼の振付は、とても情熱的でダイナミックで、
それでいてエレガントで大人びていて、所作の隅々まで美しい。
そして、何よりも、それぞれの役の心理への迫り方が凄い。
とても、とても、好みの振付家です。
トルストイの原作を読むよりも、
直に心に突き刺さってくる・・・。
もう、ゲネプロからして、ゾクゾク鳥肌が・・・。
あるシーンでは、胸が痛すぎて涙腺が決壊しました。。
自分がアンナとして生きているかのような錯覚に陥ったのです。なぜこんなにも・・・。
それはそれはハードな踊りでしょう。
稽古期間中、ダンサーさん達は「体が痛い・・・」とよくこぼしておられました。
また、私が休日の夜遅くに劇場にピアノを弾きにいくと、
自主練しておられたのでしょう、
「もう精魂尽き果てた」という様子の主役ダンサーさんにお会いしたことも…。
本当にダンサーにとってはこの上なくハードな舞台かと思いますが、
その分、客席に伝わるものも大きいでしょう。
ボリス・エイフマン劇場からいらした三名のゲストダンサーさんの、
身体能力の高さにも、稽古場で驚いてしまいましたよ!
来週は少し忙しいのだけれど、、
なんとかして、本番も観にいきたいなぁ。
皆様も是非、劇場へおこしください。