親しい人たち、お世話になった方々へ、
「いってきます」のご挨拶と感謝の気持ちをこめて、
コンサート&パーティーを開かせて頂きました。
(ブログでもコンサートのお知らせをしたかったのですが、
100席のホールがあっという間に満席になってしまい、
アナウンスすることができませんでした。。ごめんなさい!)
10年来のパートナー、ソプラノの大場恭子さんと
今まで二人で幾度となく演奏してきた思い出の曲を中心に。
モーツァルト、リヒャルトシュトラウス、ヨハンシュトラウス、、
彼女との演奏は、もはや自分の一部というか、
ごくごく自然に、息を合わせることができるのです。
でも、一曲目から泣いてしまうとか、反則です!
さよならではないから、寂しくないよ。
今回は、ゲストに新国立劇場バレエ団プリンシパルの本島美和さんをお招きしました。
彼女は、私にとってバレエ団内唯一の飲み友達なのです(笑)
7月のロメオとジュリエット公演の稽古を振り返りながら、二人でトーク。
今回、私はバルコニーシーンを演奏させて頂いたのですが、
美和さんは、それに併せてバルコニーの一節を朗読してくださいました。
その凛とした美しい語りは、やはり彼女が踊ったジュリエットを彷彿とさせます。
彼女の瑞々しいジュリエットが鮮やかに蘇ってきました。
バレエファンのお客様も喜ばれたのではないでしょうか?
二部での恭子さんは、テレジアスの乳房、ルチア、椿姫、などを歌って客席を湧かせ、
最後には満席のお客様とともに、ふるさとの大合唱。
あたたかい時間をシェアできましたことを、心から感謝します。
そして、コンサートが終わったら、パーティータイム!!
たくさんの方とお酒とお料理片手におしゃべりを。
そして、もちろん演奏タイムも!
仲良しの音楽家仲間もかけつけてきてくれて。
二期会新進メゾソプラノ、杣友恵子さんとハバネラを
音大同級生のフルーティスト、三上繭子さんとチャルダッシュを。
恭子さん、恵子さんによる、ラクメの二重唱。
最後に、私が子どもの頃から一番好きな曲、「over the rainbow」を皆で歌って。
大好きな人たちに囲まれていること、帰る場所があることは、
なんて幸せなんだろう、と胸がいっぱいになりました。
道は続いてゆきます。
それぞれの道を一歩ずつ歩みながら、
また来年の夏、笑顔で逢えることを楽しみにしています。
本当にありがとうございました!
【ご報告】憧れのウィーンへ
大変ご無沙汰してしまいました。皆様、お元気でいらっしゃいますか?
私が最後にブログを書いたのが、3月10日。その直後に、あの震災が起こり…、ショックで何も書けなくなってしまいました。あれから、短くも長い時が流れ、やがて季節が変わりました。震災を経て人生の価値観が大きく変化するなか、私も人生の大きな岐路を迎えることになりました。
ここにご報告させて頂きます。2011年9月より、ウィーン国立歌劇場バレエ団の専属ピアニスト(コレペティ)になることが決まり、来月渡欧することになりました。バレエの伴奏を始めて10年。近年では、海外の方とお仕事をご一緒する機会も増えてきて、その道を追究するに従い、本場ヨーロッパの劇場で経験を積みたいという気持ちが大きくなってきました。昨年夏頃から、いろんな方に相談にのって頂き、今年の冬、ヨーロッパ各地の劇場の門戸を叩く旅にでかけました。ドレスデン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場という、世界に名だたる素晴らしい劇場の現場でピアノを弾かせて頂き、なかでも、私が世界一好きな憧れの街ウィーンにて、素晴らしいご縁を頂きました。
ウィーンは、私が6歳の時、初めて訪れた外国の街。以来、ウィーンはごく近しい存在として、私の心の中に在り続けていました。しかし、心は近くとも、その後ずっとご縁がなくて。去年の春、ようやくウィーンを再訪する機会に恵まれました。そこで私が感じたインスピレーションは強烈でした。他にたくさんの外国の街を訪れてきたけれど、ウィーンは別格でした。ここに住みたい、と。ウィーンで音楽と共に生きていきたい、と。その気持ちは、憧れというよりは、どこか予感めいたものでした。それから一年がたち。ひとつひとつの出来事が、全てはウィーンへの道に繋がっていたような気がしています。冬に国立歌劇場で素晴らしい方々に出逢い、偶然オーディションの機会に恵まれて、それ以来密かに、携帯の待ち受けを国立歌劇場の楽屋口の写真にしていました。世界一憧れの扉です。
言葉も満足に喋れず、仕事の経験も浅い私なので、ものすごい困難が待ち受けていることは、想像に難くないし、今いる場所と大好きな方々の元を去ることは、寂しくて仕方ないのですが。頂いたご縁に感謝し、憧れの街に住み、憧れの劇場で働ける幸をかみしめながら、精一杯、ウィーンで頑張ってこようと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。
2011年7月
滝澤志野
Happy Birthday
今日は、ソプラノ歌手伊藤真矢子さんのお誕生日会にお呼ばれ
私は、ほぼ全員と初対面だったのですが、グランドピアノがあるお店を貸し切ってのパーティーだったので、
ぶっつけ本番の即席音楽会に
わたし、演奏前にワイン飲んでますが笑
真矢子姫と、カディスの娘。
カプレッティとモンテッキ
シャモニーのリンダ(だったかな?)
ルチア(だったかな?)
コジ二重唱
ミミ
ムゼッタ
他にも、たくさんたくさん
私、一時ジャズセッションに通い、
はじめましての方々と演奏していたのですが、なんだかそれに似ていたなー。
一緒に音楽を奏でるとは、呼吸を合わせ、心を合わせること。
そこに音楽があれば、それだけで繋がれる。分かち合える。
皆さん、素敵な歌い手さんで、幸せな時間でした
今度は皆でコンサートしようね、という話にもなり
今日のご縁に感謝します。
幹事のまさヤンさん、どうもありがとうございます。
そして、真矢子さーん、お誕生日おめでとうございます
これからも、素敵な音楽人生を
また皆さまとお会いする日を楽しみにしていますね
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