ホーチミン(旧サイゴン)は、フランス植民地時代が長く、
フランス風の文化が根づいていることから、東洋のパリと呼ばれています。
確かに、街を歩くと、そこかしこにヨーロッパの香りが・・・
聖母マリア教会
(ここはヨーロッパ風じゃないけれど、この雰囲気、私は大好き。
とっても良い「気」が漂っているなぁと思ったら、
案の定、風水に則って建てられたものだそうです)
1975年4月30日、この場所にてサイゴン陥落。ベトナム戦争終結。
今回の旅行、母と私の2人に、ガイドさんと運転手さんが専属でついてくれて、
いろんなところに連れて行ってくれたのですが、
ふと疑問に思い、尋ねてみました。
「アメリカやフランスのことをどう思ってるか?」と。
すると、やはり良くは思っていないとのこと。
フランスはベトナムの文化を壊し、いろんなものを奪い、
アメリカも自国の利益の為に、人を人とも思わないやり方で、
ベトナム人の命を奪ったと。
街を歩いていると、手や足をなくした方、松葉杖の方に多く出会うのです。
戦争、枯葉剤などの悲惨な過去を物語っていますよね。。
ベトナムでは、ベトちゃんドクちゃんは特別な子達ではない、とのこと。。
今、ベトナムが目指している国、尊敬している国は、日本だそうです。
日本もベトナムに援助し、急速に発展してきています。
私はこの国の人を見ているだけで、活力をもらえて、元気になりました。
そのパワーと、穏やかな優しい国民性、繊細な技術で、
これからどんどん発展していく国だと思います。
でも、良いところはそのままに残してもらいたい。
日本が忘れてしまったものが、この国にはありました。
天国のような国、ベトナム。
(ベトナムの国花である蓮。街の至る所に咲いていました)
日本の良いところは見習って、
素朴で生命力に溢れたベトナムらしさを大事にしていってもらいたいものです。
そしてそして、二度と戦争が起こりませんよう!
ベトナムの平和を切に願います。