今日のお仕事は、オペラ「フィガロの結婚」舞台稽古の伴奏でした。
フィガロ全幕を弾くのは何年ぶりだろう・・・
最近は、すっかりバレエ界の住人になっていたので
お声をかけて頂いて嬉しかったです。
私にとって、「フィガロの結婚」は初めて弾いたオペラ作品。
大学3年時、同じ音大の指揮科の人に誘われて、
いろんな音大の人が集まって全幕上演する公演に参加させて頂きました
初稽古はいきなり日光の合宿で!
初見で2幕フィナーレを弾いたのが、今となってはいい思い出(無茶過ぎる!笑)
そこで、私はオペラの薫陶を受け、まんまとハマり(笑)
卒業後もオペラを弾いていきたいと思うように。
音大卒業後、初めての仕事も「フィガロ」でした。
雲の上の歌い手さんが集まるプロダクションで、憧れの新国立劇場での公演
卒業して一週間後に知った新たな世界。
周りの方は皆さんプロフェッショナルで、自由で闊達で、音楽も演技もキラキラしていて。
稽古中、毎日楽しくて仕方なかったのを憶えています。
指揮者や歌い手さんの方々にたくさんのことを教わり、仲良くなり、
そのご縁が今の音楽生活に繋がっています
千秋楽にマエストロに頂いたフルスコアも大切にしています
私にとって素敵な思い出がいっぱいつまったフィガロの結婚。
こうして、時を経て弾いてみると、また違った味わいを感じるものです。
展開の素晴らしさ、内声やハーモニーの妙に気づいたり。
3幕6重唱の魅力に酔いしれるようになったのも最近です。
先月の講習会でも「モーツァルトは本当に天才だ」と感慨深く思ったものです。
フィガロの結婚、機会ある限り、大事に弾いていきたいです♪
なんだか久しぶりに舞台を観たくなったな。
10月には新国立劇場でフィガロが上演されるのです。
しかも、新国コレペティ陣は、初仕事でご一緒した指揮者陣
10月といえば、バレエ団怒涛の三部作稽古真っ盛りで、
私はかなりヘビーな毎日(精神的に笑)を送っていると思われますが、
オペラにエネルギーをもらいにいこうかな。
チケット取っちゃおうかなーーー