ドナウ川にて

天気のいい休日、同僚とドナウ川に行ってきました。
ドナウ川はウィーンの中心地から地下鉄で10分くらい。
旧ドナウ川と新ドナウ川があるのですが、
この日は新ドナウ川でトライアスロン(!)をやっていたので、
旧ドナウ川にボートに乗りに。
旧ドナウ川のほとりには、素敵なおうち(別荘?)が並び、
皆思い思いの休日を楽しんでいる様子。

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対岸はビルが建ち並んでいます。
このビル群は、旧ドナウと新ドナウの間の中州。
ここに国連やIAEA本部などの国際機関が集まっています。

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川が海水浴場のようになっていて、泳いでいる人、日光浴している人も多数。
驚いたことに、トップレスの女性も多数!!

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同僚の解説によると、日光浴が好きな彼ら、一色に焼きたいから裸になるとのこと(笑)
オーストリアやドイツでは、男女とも裸に対する抵抗が少ないらしく、
サウナも全裸男女混浴らしいし、プールでもトップレスで泳ぐ女性も多いらしい!!
日本では考えられない(笑)
白鳥のファミリー。
子どもはグレーなんだね。

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夜も夜で、別の友人と新ドナウ川沿いのリバーサイドカフェに食事に。

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一日かけてドナウ川満喫。
しかし、暑かった!!!
夏のドナウ川は、第二の国家「美しく青きドナウ」は似合わない感じだけれど、
やっぱりウィーンっ子に愛されていて、市民憩いの場所なのだな、と改めて思いました。
ウィーンに旅行にいらっしゃる皆さん、是非ドナウ川にも足を運んでみてくださいね。

シーズン終了!!

ウィーン国立歌劇場2011/12シーズンが、
昨日6月30日をもって無事終了しました。
私にとっては初めてのシーズン、休みなしで走り抜けた10ヶ月は、
やっぱりあっという間だったかな。
10ヶ月間、ほとんど連休もとれず、途中でバテてしまいそうになることもあったけど、
なんとか病欠することもなく、無事シーズンを終えることができました。

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これは、今シーズンで弾いた楽譜。
圧倒的に経験値が少なくて、来るもの全て初めての演目ばかりだったし、
泣くほど苦労したものもあるけれど、
これらのレパートリーは、私の大きな糧になっていくことでしょう。
シーズン中はやっぱり忙しくて、そんなにたくさんは観られなかったオペラ。
今週はドンカルロと、最終公演ルチアを観に。
終演後、私たちの指定席、キュンストラーロジェにて

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(ちなみに、今シーズン客席で観たオペラを数えてみました。ドンカルロ、アラベラ、椿姫、セビリアの理髪師、トスカ、フィガロの結婚、ランメルモールのルチア、アルチーナ、魔笛、薔薇の騎士、こうもり、オテロ、12作品というのは、シーズンの演目の3分の1くらい?)
そしてそして、一年間共にしたピアニスト四人で打ち上げ。

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私以外の三人は、20年以上この劇場で働いている大ベテランで、
私は三人にお世話になりっぱなしだった。
歳が離れていることもあり、可愛がってもらっていて、
新しい環境で戸惑うことも多いなか、どれだけ助けてもらってきただろう。
それぞれのキャラクターもかなり面白くて、
集まると年甲斐もなく大騒ぎするような、愛すべき仲間です。
私のウィーンの家族!!!
尊敬してやまない監督のもと、信頼する仲間に囲まれて、
なんとかシーズンを終えられたのは、周りの方のおかげだと思っています。
来シーズンは、もっと大きな戦力になれるよう、成長したい。
さあ、夏休みだーーー!!!
P.S.
ヌレエフガラ公演については、想うことが多かったので、また改めて書こうと思います。

ヌレエフガラ

今シーズン最後を飾るヌレエフガラを3日後に控えて、千本ノック地獄。
担当じゃない作品のリハも初見でガンガン弾いている。恐ろしや。
今日はステージリハーサル弾いて、明日はオケ練、そして土曜日GP&本番!
この素敵なガラで、私はピアノとチェレスタを弾かせてもらえることに。
プロコフィエフ「ロメジュリ」のバルコニー、チャイコフスキー「くるみわり人形」の金平糖、
ストラヴィンスキー「ロシア風スケルツォ」、リヒャルトシュトラウス「四つの最後の歌」。
大好きな作曲家たちの作品をこのオケの中で弾けるなんて、なんと贅沢なことか。
ソロもたくさんある。

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こちらの写真は、劇場のオーケストラピットの脇に置いてあるチェレスタ。
エレクトラやトスカなど、今週はチェレスタが使用されるオペラが上演されているので、
今週はここにチェレスタ常備。
人前でチェレスタを弾くのは今回初めてなので(なのに、大きなソロが!)
時間のあいている時、毎日のようにここへきて、楽器を触らせてもらっている。
今日は同僚が私の練習につきあってくれ、楽器のことを色々教えてくれました。
(ついでに写真も撮ってくれました)
経験の浅い私にとっては、ひとつひとつが大変で、胃が痛くなるけど、
きっと舞台に乗っている皆にとっても、私以上に大変な日々なのだと思う。
この一週間、稽古場で何人の涙を見たかな…。
きっと、みんな自分の限界に挑戦しているような、そんな印象を受ける。
だから、私も。頑張ろう。あと少し!
ひとつ、作品をご紹介しますね。
ストラヴィンスキーの「ロシア風スケルツォ」に、マネンが振付けた、”BlackCake”。
音楽性豊かな振付が見事で、オトナの小粋さが楽しめる。
ピアノソロパートに、私はドキドキなのですが…