sold out☆

昨日は弾丸トラベラーな感じで、仕事で軽井沢へ行ってきました。
このところ、目が回るほど忙しかったけれど、
マイナスイオンを胸いっぱい吸いこんで、エナジーチャージ!
さて♪
明日はデュオコンサートです♪
今回、キャパシティギリギリ、104名のお客様にご予約頂いております。
もうあと1人も入らない!という状態です。嬉しい悲鳴!どうもありがとう!
明日は雨ニモマケズ、104名様+出演者2人で、
素敵な空間を創りあげて、心地よい時間をシェアできたら嬉しいな♪
今回、残念ながらお断りしてしまった方々、本当にごめんなさい。
次回はもっと大きな会場を借ります!(宣言!)
それでですね。
もし万が一、当日キャンセルなどされる場合(悲しいですが><)、
恐れ入りますが、事前に私に一報頂けますでしょうか?
会場設営が変わるうえ、お断りした方にダメ元のお誘いをかけますので。
自由席なので、なるべく早めに、そしてお気をつけていらしてくださいね。
心から楽しみにしています。
なお、終演後は、永福町にて打ち上げという名の飲み会ビールを予定しております。
壊れた私を見たい方は、こちらにも是非(笑)
一緒に楽しく飲みましょう♪

北関東にて世界と日本を知る

バレエ伴奏仕事で、初冬の北関東を回ってきました。
世界中のバレエ団において芸術監督を歴任された、アメリカ人の舞踊家と共に。
このお方、私なんぞがご一緒するのは申し訳ないくらいの、社会的地位の高いお方(日本の天皇から栄誉賞ももらっている!年齢は私の父と同い年)なのですが、豊かな感受性と情緒の持ち主で、懐が深く魅力的。ひたすら田園風景が広がる水戸線や常磐線に乗っていると、「日本の田舎の秋は本当に美しい」と、感激していらっしゃいました。
彼とお会いするのは二度目ですが、なんというかアメリカ人の匂いがしない方なんですよね。半生のほとんどを色んな国を転々として過ごしていらっしゃるからか(今は在台湾)、もはや、国のしばりがないのか「地球人」という印象を受けました。個性がないというわけではなく「地球人」。素敵です。
今回、彼と二人で移動する時間も長かったので、たくさんお喋りしました。
初めは、バレエや音楽の話が多かったのですが、そのうち、「黒人と白人のハーフであるオバマ氏は、なぜ黒人と言われるのか?」だの、「台湾は結局中国の一部なのか?」だの、話は飛躍して宇宙のことまで、WHY?を浴びせかける私。そして、終いには、英会話レッスン&日本語レッスンに。これがおもしろくて、盛り上がりました。
言葉って文化ですよね。
気候や風土、そして、そこに住む人の性格に密着に関わっている。
彼が言うに、「日本語にはアクセントや抑揚が少なく、感情が伝わりにくい。発音は易しいけれど、文法が難しく奥が深い。だけど、言葉の響きが美しくて優しい。これは、日本人ダンサーの個性に似ているね」と。…納得です。
日本語の音が「美しく聞こえる」というのは、嬉しい発見でしたね。
彼が気に入った言葉は、「つまようじ」。
恍惚とした表情で、何度もつぶやく姿が、たまらなくキュートでした(笑)
そうそう、日本語レッスンで気づいたことですが、
英語圏の人は、促音(小さい『っ』)の概念がないのですね。
「抹茶」や「ちょっと」などの促音入りの言葉を、「まちゃ」「ちょと」と発音するんです。
「Happy」も「ハッピー」ではなく、「ハピー」と発音しますね。
で、小さい「っ」の概念を、音楽の休符やスタッカートに例えて説明すると、とても興味深く聞いてくれました。 日本語の発音とリズムは、イタリア語に似ているね、と。
確かに、私、外国語の中では、一番イタリア語が喋りやすいのです。
ちなみに、抑揚に乏しい日本語の中で、関西弁はアクセントも抑揚もありますよー、と大阪弁を喋ってみたら、「ますますイタリア語に似ている」とおっしゃっていました。
そうか、関西人にネアカな人間が多いのは、イタリア気質に似ているからか(笑)
外から見た日本というのは、普段なかなか意識できないので、色々発見がありますね。
自分が当たり前に思っていることでも、所変われば常識も変わる。
外国人に日本のことを教わるって、意外と多いですよね。
数日間のツアーを経て、私の英語と彼の日本語がちょっぴり上達したのは収穫でしたw
そして、すっかり良き「オトモダチ」になった私たちw
来年の来日が、今から待ち遠しいです。
*余談
彼には「マジで?」などのイマドキ言葉も教えてしまいました(爆)
美しい日本語を愛するエレガントな彼が、今後いきなり「マジで?」などと口走ったら、
それは、私のせいです(笑)

究極の一期一会

オペラのオーディション伴奏仕事が終了しました。
モーツァルトの「ドンジョバンニ」全キャストオーディション。
初めて弾く曲が大半を占め、その上リハーサルなしのぶっつけ本番。
舞台上で「初めまして」が二十数人。これは、究極の一期一会でありますな。
多分、受験生の誰よりも「ドンジョバンニ」を知らない私(汗)
初めて弾く曲ばかりでも、立場上事故を起こすわけにはいかんのです。
この10日の間、地方に4日行きつつも、ドンジョ一色でした。
楽譜と台本を読みふけり、CD・DVDを四六時中流し潜在意識に刻み込み、道を歩いていても呪文のようにイタリア語をぶつぶつつぶやき、自宅では気がゆるむ為仕事の合間にスタジオにこもって練習してきました。
私はオペラ作品を自分のものにするのに結構時間がかかる方です。
音楽・言葉はもちろん、キャラクター・背景・解釈・哲学なんかも気になるタチなのです。
今回は時間がないんだから、とりあえず音楽を体に入れりゃあいいのに、濃いキャラクター達が気になって文献を手にとり、練習遅々として進まず(笑)
幸か不幸か、タイミングよくドンジョバンニばりの事件も勃発!
ドンナエルヴィラのアリアに涙したり(そんなシンクロいりませんから!笑)
※ちなみに、ドンジョバンニは世界中二千人の女性と肉体関係をもつ色男の話。
ドンジョバンニと、彼と関係する三人の女性とその婚約者たちの話である。
それにしても、モーツァルトの音楽ってなんて凄いんだろう。
私、彼の時代に生きてないけど、響いてくる音はまさにリアル。
今回は私に焦りがあったこともあって、近づいたり、離れたりの一喜一憂だったけれど。
でも面白いこともありました。
今朝、降ってきたのです!
モーツァルトが現代に生きてたら、こんなピアノ弾いたんじゃないかな?
志野meetsモーツァルト☆アドリブまくりのドンジョバンニファンタジー(脱線しすぎ。だけどいつか発表したい笑)
そんなこんな、山あり谷ありながら迎えたオーディションの日。
結果から言うと、自分に及第点はあげられませんでした。
事故はなかったものの、自分の言葉としての音楽には至れなかった。
やるだけのことはやったけどね。これが今の私の実力。
悔しいから、明日からもまたドンジョバンニを研究しよう!
でもね。素敵な瞬間もたくさんありました。
喋ったこともない人と、たった3分程度、誰よりも濃い時間を共有する。
あ!今!!
モーツァルトが来てたら、にやって笑ってるね!って瞬間もあったりで♪
幸せでした。
一期一会の出逢いと機会に感謝です!
そんなわけで、新横浜駅前のホテルのバーで一人打ち上げ、のちタクシーで帰宅。
贅沢だけど、たまにはいいよね。儲かったし(笑)
ねえみんな。仕事って楽しいですよね。
真剣に向かいあえば向かいあうほど。
一筋縄ではいかないけど、山とか谷とか絶景とか見ながら、前に進んでいけるんだね。
よし、今夜はとことん飲むぞー!!!
(既に飲んだくれ日記でございますが笑)