韓国クルーズを終え、本日無事帰国しました。
今日は神戸港に停泊し、明日、横浜港へ向けてラストクルーズです。
今日は神戸でオフ。
神戸の街を歩くのは何年ぶりでしょう。
三の宮で買い物をして、居留地・異人館を巡り、新神戸オリエンタルホテル最上階のバーでお酒片手に神戸の夜景を眺めてきました。
普段、寄港地では同じ音楽事務所のジャズメンと行動を共にするのですが、彼らは今日ショーのリハーサルがあるので、私ひとりでオフ♪
ロマンティックな神戸の夜をしっぽり堪能しようとしているのに、二週間の旅を共にし、家族のような存在になった彼らからじゃんじゃかメールが(笑)
「早く船に帰ってきたら?」って(*´д`*)
うるさいような、嬉しいような(笑)
仕方ない。心配かけないよう、早めに船に帰ろう。
(そして深夜まで酒盛……)
もうすぐ船の旅も終わります。
海の上があまりにも素晴らしくて、陸に戻るのがツライ。
このまま海の上のピアニストになれたらどんなにいいだろう。
あぁ、なんだかホームシック。
横浜に戻ったら怒濤の現実が待っています。
あと二日、海の上を満喫して帰りたいと思います。
みなさまもよい夜を。
初リサイタル
昨夜、船上で初のソロリサイタルを終えました。
プログラムが決まったのは四日前というあまりにも短い準備期間。
しかも自主公演ではないので、失敗は許されません。
物凄いプレッシャーに押し潰されそうでした。
でも!!
実際のステージは素晴らしく楽しくて!
最高に気持ち良く演奏することができました。
そして信じられないことに、お客さんからブラボー!の声が。
そしてスタンディングオベーション!!初めての経験でした。
演奏を通して、心と心が通じ合えたこと、とても嬉しく思いました。
こういう瞬間があるから、演奏はやめられないのだなぁ。
この無謀な企画をずっと心配してくださっていた事務所社長もジャズバンドメンバーも一緒に喜んでくれ、朝方まで祝杯をあげてくれました。
(私が、ムリヤリ朝までつきあわせたという説もある 笑)
プログラムは社長と相談して決めたのですが、ショパンのバラードと、平和への祈りをこめた「椰子の実」を弾けてよかった。夜の瀬戸内海に浮かぶピアノの音とお客さんの笑顔。本当に本当に幸福な夜でした。
♪リサイタルプログラム♪
ショパン ワルツ遺作 E-moll
ドビュッシー 月の光
ドビュッシー グラドゥス・アド・パルナッスム博士
日本歌曲 夏は来ぬ
椰子の実
ショパン バラード1番
アンコール
ブラームス 子守唄
そして屋久島(航海日誌4)
◆5月24・25日(航海5日目)
種子島を後にし、24日午後4時、いよいよ屋久島に上陸です。
屋久島はウミガメ産卵時期。ナイトツアーにでかける人も多いようです。
私はライブがあり、一日目の外出はできません。その代わり、二日目は夕方までオフ!ジャズバンドのメンバーと一緒にドライブに行くことに。
毎晩深夜までお酒を飲み、語り明かしている私達ですが(笑)
この日ばかりは期待に胸をふくらませて早めに就寝。
星と月が次第に薄くなり、屋久島の夜が明けてゆきます。
私は朝日を見るため、毎朝5時に起きるのです。
(飲み明かして、そのまま朝日を見ることも 笑)
屋久島では素晴らしい朝日を拝むことができました。
屋久島は一ヶ月に35日雨が降ると言われており、
しかもこの梅雨時期にこんな青空は珍しいそうです。
しっかり朝ごはんを頂いて、朝9時にロビーに集合。
今日は珍しくジャズバンドフルメンバーが揃いました。
サックス・ピアノ・ギター・ドラム・ベースの5人プラス私で遠足です♪
人口1万人ほどのこの小さな島は、人や車とすれ違うことがほとんどないのですが、代わりに野生のシカやサルとすれ違います!
さすが「もののけ姫」の舞台となった島。
空気が美味しくて、空と海と緑が素晴らしくキレイ。
向かった先はヤクスギランド。本当は縄文杉や、白谷雲水峡に行きたかったのですが、夕方からは仕事だし、おじさま方と一緒なのでそこは断念。
それでも充分に屋久島の自然を堪能することができました。
うっそうと繁った森。鳥の鳴き声。そして力強い杉!
太陽の光にきらきらきらめいています。
この島全体に流れるスピリチュアルな空気はなんでしょう。
自然の恵みを体いっぱいチャージしました。
そして私達は平内海中温泉へ(ヤクスギランドでいいだけはしゃいだ私は、車内でぐっすり眠ってしまいました。車内はとても静かになったそうです 笑)
さて、この平内海中温泉。海に面した露天温泉でなんと混浴!!!
私、混浴初めてなんですよ~。しかも、仕事仲間とって(笑)
温泉には地元のおじいさんしかいなくて、バンドマン達はとっとと温泉に入ってしまいました。女は私ひとりだけだし・・・と躊躇するも、ここで恥ずかしがっていてはメンバーに気を遣わせちゃうし。ええい!と思い切って入浴。タオルを巻いているといはいえ、恥ずかしかった!
けれどしばらくたつと目前に広がる素晴らしい光景に、自分もまた大自然の一部という広い気持ちになってくる。
それにしても、数日前に出会ったばかりの人たちとこうして温泉に浸かってるなんて不思議。旅の醍醐味かな。
温泉を後にした私たちは、そのまま車で屋久島を一周して宮之浦港へ。
浜辺でまったり夕方までの時を過ごしました。
大自然の屋久島の魅力は、語りつくせないものがありました。
6人でいながら、あまりの素晴らしさに言葉を失ってしまうことも多々・・・。また是非プライヴェートで訪れたいと、船の上から、沈む夕日を見ながら思いました。
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