ロンドンといえば、やっぱりこれでしょ☆

ロンドン攻略の旅、2回戦目。
今回は母と2人でのロンドン。母はかなりアバウトな性格で地図を読むということを知らないので、私はナビ役に徹します(笑)
午前中から衛兵交代を見るため、バッキンガム宮殿にスタンバイ。
やがてやってきた衛兵さんたちのマーチは、まるで「おもちゃの行進」☆
こころの音色
「おもちゃのチャチャチャだ~!」と童心に返って大はしゃぎ。
いやーなんて可愛いの!!!
曇り空のバッキンガム宮殿に、赤と黒の衛兵さんと茶と白の馬が吸い込まれていく様は、本当に美しい。

こころの音色
しかし、こんなことを毎日やっているなんてね。そっちに感心です(笑)
イギリスに来て思ったのですが、こちらのロイヤルファミリーは、国民にとても愛されているのですね。国歌からして「神よ、女王を守りたまえ」だし。私は皇室制度をあまりよく思っていないのですが、イギリスは皇室があることで、バランスよく国がまとまっているのかもしれませんね。さらに、いまだにダイアナ妃が「プリンセス」として愛されていることに驚きました。離婚すら許されない日本の皇室では考えられないことかも。
うーん、旅行の醍醐味はなんでも肌で感じること。

こころの音色
それにしても衛兵交代。
これこそロンドン観光アトラクションの真髄かも♪
その後は地下鉄でオックスフォードサーカスに移動し、ウィンドーショッピング♪イギリスはどこも街並がとてもキレイで、歩いているだけで楽しいのです。・・・歩いているだけと申しますと、ポンドが日々高騰していき、とんでもない額になっているのですよね。為替状況が毎日1円ずつ上がっていき、見るたびにげんなり。今日は1ポンドが250円・・・日に日に貧乏な外国人になっていく私・・・お昼ごはんを食べようにも何か買おうにも、日本の1,5倍の値段に感じます。 うぅツライ。。
洋服がないから買い足そうと思ったのに、高いうえ、ロンドンにも結局サイズなし。頼みの綱のユニクロでさえ大きいサイズしか置いていない。パンツのウェスト63センチからってどういうこと?子供服ではなく大人のオシャレがしたいなら、服に合わせて太るしか道はないのか?
結局買い物は不振に終わる。しかし今日は女だけのロンドン。
父に内緒で思いっきり贅沢しようと、カドガンホテルにやってきました。
そうです、イギリスのお茶といえば、アフタヌーンティー♪
カドガンは旧友イマリ嬢(影で私の英国暮らしを操っている)おすすめのティールーム。クラシックな「絵画の間」で優雅な時間を楽しめるのだ。クラシックなインテリアと美味しいお茶とスイーツ。お茶なのに1万円近くしましたが、こういう時間こそがいいのよね。(きっと男の人にはわからないんだろうなぁ。だからお父さんにはナイショ^^)
女だけのロンドンもなかなか楽しかったです。
でもパリ好きの母は「やっぱりパリが・・・」とそればかり言って娘を困らせていました。もういい!次は一人で行く!
帰りのバスのなかで、決意した私でした。

古色蒼然たるオックスフォード

39もの大学が小さな街にひしめくオックスフォード。
こころの音色
その街並はまさに古色蒼然といった趣。
ここが学問の街であろうことは、空気を通してびんびん伝わってきます。
イギリスでは大学は若い人たちのものだけでなく、すべての年代の人に門戸が開かれているといいます。日本だと「いい歳してまだ学生?」といった風潮があるけれど、こちらはいくつになっても「学ぶ」という姿勢・行為はとてもリスペクトされ、歓迎されるものらしい。父の通う大学も、ほとんどの人は年齢不詳。いったい平均年齢はいくつなのだろう(笑)
こころの音色
たいていの学生はジーンズにトレーナーやパーカーで歩いていて、とても質素。私の普段着のワンピース姿なんぞで歩こうものなら、今日はパーティー?それともクレイジー?と思われそう(笑)もっとも、日本の大学にオックスフォードスタイルで行くと「今日は遠足?それともお金がないの?」と思われそうだけどね(笑)
オックスフォードは日本で言うとどこの都市でしょう。
学問の街で、古い町並みと自然が残っているという意味では京都かもしれません。
街の中心部にはデパートも映画館も劇場もあり、劇場では海外からの引越公演も。
こころの音色
母は「トスカ」「42nd street」「CHICAGO」などを観たそうです。私も先週、母とミュージカル「ガイズ&ドールズ」を観にいきました。(これはミュージカル自体面白くない上ヒロインも老けていてw、この上なく退屈な思いをしました。。)
大学街を少し離れると、テムズ川に沿って大きな自然が広がっています。
私は朝ピアノを弾いてから緑の中を散歩して街に行き、本屋やお店を見て回ってから大学の図書館に寄り、夕方には大学のチャペルでの礼拝に行き、クワイヤーを聴くのがお気に入りの過ごし方になりました。このクワイヤーは私の価値観を覆すほどのものなので、また改めて。
この街で学べる学生は幸せだと思います。
暮らしは質素でも、とても豊かそうに見えます。
私もつかのま、オックスフォードの大学生気分を味わってきますね。

日々新陳代謝

先週の土曜日、オックスフォードでお医者さんをしていらっしゃる日本人の方のお宅に伺い、
サロンコンサートを開かせて頂いた。
個人宅とは思えないほどの豪邸に、数家族が集まり、賑やかかつ和やかなコンサートになった。
こころの音色
私がピアノを弾いている間じゅう、ラブラドールレトリバーのロクくんがピアノの足もとで静かに聴いてくれていた。
犬好きの私にとっては嬉しかったなー(笑)
旅行中ということで特にかまえず、プログラムの半分は即興演奏の(出た!必殺技!w)等身大のコンサートでした。
旅行先でこのような機会を与えて頂いたことに、心から感謝します。
日記を書くのが遅くなり、記憶と興奮が薄れているのであっさりと(笑)
次の日は、母のコンサート。
オックスフォード建都1000年の祝祭イベントに母が合唱で出演したのだ。
こころの音色
大きな公園に特別ドームが建てられてのコンサート、オケはオックスフォード大学オーケストラ。
こころの音色
演奏はちょっと驚くくらい素晴らしい出来で、芝生にあぐらをかいて聴いていた聴衆は、演奏が終わるとみんなスタンディングオベーション。とても素晴らしいひとときだった。
こちらでは音楽が生活に密着していて、コンサートを開いたり聴いたりすることが特別なことではないように感じる。
毎日あちこちのコンサートや舞台にでかけ、おおらかな自然に抱かれ、とても穏やかな気持ちで音楽に向かい合える気がする。
幸せな日々を過ごしています。